Minoltaのオールドレンズである「MD MACRO ROKKOR 50mm f:3.5」のオーバーホールを行いました。 オールドレンズは、MFのみで電子部品は使われておらずメカだけなので電子部品が組み込まれているAFレンズに比べたら構造がシンプルで自前での分解掃除はしやすいです。 まぁ、オールドといわれるレンズはメーカーもとっくにサポート対象とはしておらず専門家にオーバーホールを依頼する場合はメーカーに関係なく独自に古いカメラやレンズのオーバーホールをやっている個人や業者にお願いするしかありません。 しかし、私は子供の頃から機械いじりは好きなので自分でやってみようとかねがね思っていましたがやっと時間ができたのでオークションで手に入れた「MD MACRO ROKKOR 50mm f:3.5」のオーバーホールをやってみることにしました。 オールドレンズなので手に入れた時はレンズにクモリやチリの混入が見かけられ写りにほとんど影響は分からないもののやはりレンズはヌケが良くないと本来の写りは期待できませんからね。 分解には少し専用工具が必要ですがそれらは既に購入してありました。時計の電池交換に使う工具としても使えるので既に一個の腕時計を除いて家族の腕時計の電池は全て自分で交換しています。 今回、「MD MACRO ROKKOR 50mm f:3.5」で一番気になるのはレンズのクモリでそれさえ取れてクリアーになれば写りにほとんど影響の無い小さなチリの混入は無視することにし最小限のオーバーホールで済まそうと考えました。 というのはあまり神経質になって掃除するとかえって柔らかいレンズの内面などに傷を付けてはいけないと考えたからです。 分解すると前後に大きな二つのブロックのレンズ群で構成されていましたがブロックを分解するまでも無く内面のレンズ2枚を掃除するだけでクモリは取れたのでそれ以上の分解はせず組み戻しました。 レンズにライトを当ててもクモリがほとんど無くなったのでレンズのヌケは良くなりました。 テストを兼ねて撮ったのが今回の写真です。 咲き出した百日草(ジニア)です。
Posted at 2016-07-11 13:07
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Posted at 2016-07-14 20:22
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