居酒屋「俺の部屋」5

登場人物

量産型水野（水）

うしさん（牛）

牛「随分久しぶりだなオイ一年ぶりじゃねぇか」
水「すいません、最近忙しいんですよ日常生活」
牛「詳しくは過去のブログを見てくれ」
水「宣伝ありがとうございます」
牛「あーいやな、最近どうよ調子は？」
水「バリバリ調子いいですよ、仕事もまぁまぁで」
牛「元気そうで何よりだ」
水「大分落ち着いてきたと言いますか余裕が出てきましたね」
牛「酒も結構グイグイいっているか？」
水「いゃあ最近呑んでませんが今日買ったこのイカを見てくださいよ」
牛「おおっこりゃあ凄いな、駄菓子屋のいかじゃないか」
水「最近紋次郎いかに凝ってましてまとめ買いしちゃいました」
牛「紋次郎？木枯らし紋次郎のことか」
水「そうだと思いますがまぁ紋次郎いかって名前なので」
牛「子供の頃小銭出してよく食ったよ一本10円とか」
水「この紋次郎いかの味に惚れちゃったんですよ～」
牛「ほぉ～」
水「ドンキでげんこつ紋次郎ってのを買ってからが始まりだったんです」
牛「ポットに入っているイカか？」
水「そうです、甘辛い味付けのイカが好きで買ったんです」
牛「それがドストライクだったと・・・」
水「いゃあもう美味くて美味くてビックリしちゃいましたよ」
牛「なるほど、今日から酒が進むな」
水「もう呑みまくり、すんげぇ酒美味い！ホームページも凄かった」
牛「何が凄かったんだ？」
水「イカのこだわりが半端ない位伝わりましたよ」
牛「一十珍海堂って会社か、凄い名前だな」
水「もうハマりましたよ美味いし紋次郎いか最高だわ駄菓子とつまみに」
牛「水野さん、あの・・・俺も食ってもいい？」
水「ああ、はいはいどうぞ召し上がってくださいよ、美味すぎ」
牛「おお！臭いがもう懐かしいなこれ・・・ゴクリ」
水「これ一口かじってビール飲んでみて！」
牛「（ゴクゴク）うわぁこれすんげぇ美味い・・・分かるわ～」
水「紋次郎最高ッス本当にこれだけでおいらは十分ッスよ」
牛「子供の頃純粋にイカだけ食っていたけど大人になって酒と喰うとは」
水「駄菓子も侮れないですよね、いやこれはもう珍味じゃない」
牛「まさしく紋次郎って所か」
水「あっしには関わりねえ事でござんす」
牛「死して屍拾うもの無し」
水「それ大江戸」
牛「はっはっは時代劇はいいもんだよな」
水「この紋次郎いかは一生贔屓します」
牛「値段はやっぱりそれなりにしただろう？」
水「安い所見つけたんでそこで買いました」
牛「おお早速開拓したか、お前はそういうところが早いな」
水「あざっす」
牛「いやいやそれにしてもつまみが美味いと本当に酒が美味い」
水「美味いですよね」
牛「しかもお前こんなに買いやがって！イカ好きだな本当に」
水「家族でかかりつけ歯医者に一番歯並びがいいって言われた」
牛「こんなにイカ食べられるのか？」
水「もちろん酒抜きでも駄菓子として食いますよ」
牛「ポットで買うってのもいいもんだなぁ」
水「小分けで買うより値段はしますけどね」
牛「いやでも俺は嫌いじゃないぜ」
水「うしさん紋次郎気に入った？」
牛「ああ大満足だ、あごが痛くなるぐらい最高だぜ」
水「早速噛みまくっていますね、あんまり食わないで下さいよ」
牛「ダメだな」
水「出た、久し振り」
牛「俺は客だ」
水「冗談です、無くなったらまた買うから食っちゃってください」
牛「以前酒の肴の話したがこれは最高の酒の魚だと思うぜ」
水「何か宣伝くさくなっちまいましたね」
牛「これは酒好きには真似して欲しいね本当にこれは美味い」
水「そうですねー」
牛「ビールには抜群だな」
水「ハイボールでも美味いッス」
牛「ああそれにしてもここにあるポットは2つだが何個買ったんだ？」
水「4つ」
牛「大人買いだな」
水「しばらくこれだけで楽しめますよでも」
牛「ポンさんみたいに肴はいつも一緒でずっと呑むか」
水「好きだからね」
牛「飽きのこない味だしいいと思うぜこりゃあ値段以上に楽しめるな」
水「今日はもうワクワクしていましたよ」
牛「酒が呑めるぞ～ってか」
水「いい肴が無いと呑めるもの呑みたくないし」
牛「酒だけでもな、酒だけだと酒の旨味がな」
水「ビールが止まらんくなるわ！イカも止まらんわ」
牛「串をくわえると紋次郎みたいに見えるぜ」
水「もしかしてそれで紋次郎なのかなぁ」
牛「分からん」
水「もしかしてそれで紋次郎いかなのかなぁ」

そのうち暇な時に続く