製作代行 ララァ・スンを作る 2日目

と言う感じで今日も作業しています、量産型水野です。前日は大まかに削る作業と鍋で煮る作業をしましたが本日ははパーツを綺麗にするために紙やすりなどで削る作業をしました、パーティングラインなど目立つのでここはきちんと処理しないと塗装しても目立ちますし見栄えも悪くなるので全パーツ綺麗にしたいと思います。やり方はいろいろありますがおいらが使用するのは棒・紙やすりとデザインナイフと彫刻刀ぐらいです、けど紙やすりは400番と1000番と1500番を使用します。プラモデルだったらパーツ磨いた後サフ吹く場合だと400番だけでいいと思いますがガレージキットのフィギュアは滑らかさが大事です、肌などは傷があるのはおかしいので徹底的に磨きます。目の粗い400番でまずは余分な物を取り1000番で整形する感じで磨いていき最終的に1500番で全体を滑らかにすると言った感じです、今日はこの作業をしました

手のパーツ

指を折らないようにするのが何よりも大事ですので慎重に磨き差作業をしました、前回は周りについている余分なバリを取っただけですのでパーティングラインをまずデザインナイフで削り指の付け根などが多少埋まっていましたので彫刻刀で少し削り指のメリハリを出します。指も1つ1つ磨いていき変にならないように形を整えつつ磨きます。これと言った気泡も損傷も無く型が取れていましたので削りと磨き作業だけで大丈夫でした

足のパーツ

パーティングラインが多いので削り取りそのあと磨くだけの作業だけで完了、って訳ではありません。足の指が型取り不十分のせいか指が少し埋まってしまっていて足の指の形が無くなっていました、勿論ガレージキットはこういったパーツもありますので自分で何とかしなくてはいけませんので不良品ではありません。まぁ正直こうなっていないパーツだったら最高なんですけどね・・・仕方ないので指を自分で整形することにしました、見本通りの指にするためにまず参考になる写真を見て削りの作業に入りたいと思いましたが説明書には肝心な見本の写真には足のアップはありません。丁度今作っているララァガレージキットの造形師の方のサイトに写真がありましたのでそれを参考に足の指を彫刻刀で彫りました、ある程度掘ったらやすりなどで整えて足の指を復活、1/8サイズなのでそんなにリアルに整形しないで認識できる範囲のギリギリで整形しましたのでフィギュアらしい感じにはなったと思います。あまり削りすぎても不自然になるだけですし丁度いい感じに仕上げました

髪と頭のパーツ

頭のパーツは削りとやすりで何とか済みました、耳がちょっと埋まっていたので整形した程度です。髪の方が難しくパーティングラインが丁度髪の流れの所にあったりしてこれを削ると髪の流れがおかしくなってしまいます、ここも慎重に削ってやすりで整えます。前髪にはかすかに穴が開いていた所がありましたのでパテを盛って整形しようと思いましたがほんの少しでしたので削り作業の時に出たガレージキットのカスを瞬間接着剤を付けて穴の中に入れます。乾燥後はみ出た所などを削って穴を埋めました、同じ材質ですので馴染みますし塗装するときには完全に消えますのでこれで大丈夫です。あと髪が一部埋まっていましたので彫刻刀で彫りなおして髪の流れを復活させました、これをするだけでも断然出来が違いますのでほんの少し彫り形を整えました。造形を壊さない程度に彫りまた磨いて形を整えました

体と服のパーツ

一番大きなパーツですね、パーティングラインも勿論いろいろと掘りなおさなくてはいけない個所や穴埋めの部分が沢山ありますのでこれはちょっと現在整形中です。特に大変なのは服のシワなんですけど結構な傷がありましたので削る時間もかかりますし整形も気を使います。ちょっとこれは時間がかかりそうです

仮組してどんな感じでパーツとパーツ同士合うのか一度チェックしました、正しい位置になっているかも大事ですので一度組み立ててちょっと変な所があったら再度削ったりして全体的に変にならないように調整しています。造形は悪くないのですが組み立ての時に多少ズレなどがあるので調整中です、調整したら真鍮線で補強する作業に入り早ければ明日サフを吹いて傷のチェックをしようと思います。今日は朝の10時から夜の10時までの作業しました、途中休憩もはさんだので大体10時間ぐらいの作業ですね。いやぁ今日も疲れたな、磨き作業は大変ですがこれが肝心なのでしっかりやってます

ｄｏｔｅさんへ

塗装の依頼了解しました、なるべく原作に近いようにします。ララァの髪の色はまちまちで黒っぽかったり紫っぽかったりするのですが原作に近い色合いで塗装しようと思っています。とりあえず現在はパーツの方は大体終わりましたので早ければ今週中に塗装の段階まで入りたいですね

明日も仕事休みなのでガッツリやりたいと思います