もうかれこれ20年以上前から地方の田舎で思っていたのが、タクシーによる宅配サービスでした。ショッピングモールに押され商店街は衰退が進む一方、商店街で共同宅配も難しいなかタクシーが宅配できると地方の流通も昔の三河屋の御用聞きのようなことができると考えたものでした。 地方も郊外に夢の一軒家を持つ傾向が進んだ半世紀前からドーナツ化現象と現在は高齢社会。 一方、シアトルでは20年近く前からAmazon Freshと言う生鮮食品の宅配のテストを繰り返し、今では北米一部地域以外にイギリス、ドイツ、日本でも展開を拡大中。北米では高級オーガニックスーパーのWhole Foods(ホールフーズ)をアマゾンは買収し、スーパー店頭でピックアップサービスも可能にしました。 同じビジネスモデルが先日のこのブログで書いたウオールマートのO2Oサービスでした。 日本ではコロナの影響でオンラインショッピングが加速する一方、問題は流通。量が多くなり、決まった時間に宅配を請け負うヤマトなども限界を超えているでしょう。 そんな時に食べ物の出前はじめとして地方でのエコシステムが、タクシーによる宅配。法令として人以外に荷物を運んでいいとしたらできること。それがその方向に進んでいるようです。政府はスピード感持ってこれを認可することを早急にしてくれることを望んでいます。 日経新聞の13日記事はこちらから タクシーで飲食宅配、コロナ特例の恒久化検討 国交省(6月13日)