日本よ、完全自立を
Feb
15
ところで今月1日に石原慎太郎氏が亡くなられました。ご冥福をお祈りします。彼は本質を捉えた実行、警鐘、提言など様々なことに挑戦を続けれ来られた憂国の志のおひとりであったと理解しています。不徳にも彼の著書を手にすることもなく何かに導かれるままに週末買った2冊の著書うちの1冊がタイトルにある「日本よ、完全自立を」です。
私が今まで感じたり思っていたことがそのままストレートに入ってきました。怒りや危機感を持ちながらの警鐘。その怒りという感情は、愛国心からくる憂国だと思います。そこには先達に対する感謝の念もあれば、次世代に渡す世代の責任もあったと思います。
一言で言えば、今このブログを読んでいる方々は、是非下記をポチッとしてこの本を手にしてすぐにでも読んで欲しいと願います。
思い出すのが高校三年生の政治経済の時間。
恩師と尊敬できる竹田先生は、憲法九条の是非について意見を問われ、改憲派と護憲派に別れて議論する機会を設けられたのを鮮明に今でも覚えています。当時の私はガチガチの護憲派でした。この九条を守らずしてどうやって平和が守れる!という立場でした。それから時間が経過し、世界情勢、史実など色々なことを学び認識して今では改憲の立場です。でも憲法改正ではありません。そこは石原さんと同じ意見で「新憲法制定」派です。
著書のなかで彼は毛沢東の「矛盾論」にも触れられています。
本質を変えない限り問題の解決になりません。
日本人が読んでも難解な文語体の条項は、正しく理解しづらく時代に合わないものになっていると思います。しかも米国が作った押しつけ憲法という出発点も間違っています。昨今ニュースを賑わしているみずほ銀行のシステム障害。銀行合併の経緯のなかで、各銀行時代にシステムを受注していた別々のメーカーシステムを継ぎ接ぎした結果が今の障害になっているのではないかと想像します。現行憲法の改正はそれと同じレベルの小手先のその場凌ぎになるのではないかと思います。
従属矛盾的に個々の問題を小手先でいじっても何の解決にもならないどころか、新たな矛盾を作る危険性があります。この令和時代にスクラッチからデジタル社会の将来にも対応できる憲法を日本人の手で作り直す「新憲法制定」が日本の本当の意味での自立の大きな一歩になると思います。
我々が知らなかった色々な裏話にも触れることもできます。是非手にして読んでみられることをお勧めすると同時にこの国が長いトンネルから抜け出せるキッカケを作る啓蒙というかひとりひとりの自立という目覚めになれば幸いです。