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- 競技場の周回走路変更案@フランス国立科学研究センター
陸上200メートル競走の世界記録は、を変えてカーブを緩くすれば、0.04秒程度速くなる可能性があると、フランス国立科学研究センターなどの研究チームが27日までに発表しています。陸上競技大会は集客が課題になっており、トラックの変更案が公式に認められれば、新記録を見たい観客を増やす手段になると期待される。
200メートル競走の世界記録は、男子が2009年の<ウサイン・ボルト>選手(ジャマイカ)の19秒19、女子が1988年の<フローレンス・ジョイナー>選手(米国)の21秒34。いずれも長らく破られていません。
100メートル競走の走路は直線ですが、200メートルはトラックの曲線部分からスタートし、後半は直線となります。曲線を走る際は遠心力の影響を受けるため、全部直線の走路にすれば速くなりますが、競技場の大きさを考えると難しい問題です。
英王立協会誌『オープン・サイエンス』に掲載された論文によりますと、研究チームは細長い形をした世界陸連の公式標準トラックより直線部分を短くし、曲線部分がより大きな半円を描くトラックを考案しています。
<マイケル・ジョンソン>選手(米国)が、1996年に当時世界記録の19秒32を出した走りについて、このトラックでシミュレーションしますと、19秒285となり、0.035秒速くなっています。最も内側のレーンを走る場合の比較では0.07秒速くなるとされています
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