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posted 2008-11-15 04:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
刑事を主人公に据えた小説は、地道な捜査と推理で犯人を追いつめていくタイプと、悪徳刑事とに分かれますが、本書は完璧なまでに後者です。 主人公は赤坂署捜査課強行班に所属する<名和平太>44歳、三流大学出ながら28歳で警部補試験に通りノン・キャリアの道を快進していましたが、いまはさぼりまくる中年刑事に落ち...
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posted 2008-11-11 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
民主化運動の大きな変節として、1989年6月4日に起こった「第二次天安門事件」は記憶に新しいところです。 本書は2008年8月8日に開催された「北京オリンンピック」以降、役人の腐敗、農村の貧困等の人民の不満が噴き出す2014年から2015年を舞台にした近未来小説です。 東西新聞社の<田波慶介>は北京...
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posted 2008-11-07 18:08
四季織々〜景望綴
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keimi
◆「平安の配彩美春夏秋冬 かさねいろ」 長崎巌/監修 ピエブックス 真っ赤な紅葉に秋を感じ、純白の雪をもって冬を象徴させる日本人は、古来より四季の移り変わりを、身の回りの色彩の微妙な変化に感じとってきました。 「重色目〜かさねいろめ」と呼ばれる配色方法は、袷わせ仕立てされた衣服の表地と裏地の配色で...
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posted 2008-11-02 03:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
このブログルの仲間「立ち呑み日々雑感」のMSHIBATA(芝田真督)さんが、タイトルの本を出版されました。神戸のお店を中心に明石までマメに巡礼されておられます。 帯には、「おしゃれ、スマートだけが神戸じゃない。 神戸は、灘の酒に育まれてきた”立ち呑みの街”。 そこには酒を愛する人が集まる、味わい深い...
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posted 2008-11-01 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は2002年に刊行された短篇集で、1980年代を中心に表題作を含めて25篇が収録されています。 短篇集で素ので紹介文も難しく、<SFの抒情詩人>と謳われたブラッドベリーならではの面白みが味わえ、1947年・1948年と2連連続でアメリカの年間短篇集(O・ヘンリー賞)に連続して作品が掲載された実力...
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posted 2008-10-31 17:15
四季織々〜景望綴
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keimi
◇美人の日本語◇ 山下 景子:作 幻冬舎 一年365日と閏の毎日に美しい日本語で名前が付けられています。 日本語がこんなにも美しいということに再発見させられます。 毎日1ページずつ読んでいくと、日めくりカレンダーのようです。 今年も十一月になりま...
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posted 2008-10-30 04:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
兵庫県伊丹市在住の作家、<田辺聖子>さんこと<お聖さん>の著作です。 あとわずかで読み切るというところで、<お聖さん>の文化勲章受賞のニュースを聞き、なんだかタイミングがいいなぁと感じました。 この本、副題として~小田宅子(いえこ)の「東路日記」~とあり、160年前の女性の旅日記が中心として構成され...
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posted 2008-10-27 07:06
【受験情報・学校情報・教育情報】
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「めんどうみ合格主義」
今年も2ヶ月余りとなりました。 手帳の中身も来年用とダブルで持っています。 今年の手帳には新年にたてた今年の目標のカードが入っています。 「早寝早起き」 守れていません。 11時過ぎにこうやってPCに向かって書き込みをしている姿は 1月に思い描いていた私ではないのです。 早寝をして朝1時間早く起き ...
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posted 2008-10-26 23:00
四季織々〜景望綴
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keimi
★たいせつなこと★絵本 マーガレット・ワイズ・ブラウン:作 レナード・ワイスガード:絵 うちだ ややこ:訳 フレーベル館 〜グラスにとって たいせつなのは スプーンにとって たいせつなのは ひなぎくにとって たいせつなのは あめにとって たいせつなのは くさにとっ...
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posted 2008-10-25 17:09
四季織々〜景望綴
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keimi
★落ち葉★絵本 平山和子:絵と文 平山英三:構成と写真 福音館書店 美しい一枚の落ち葉との出合いから、色あせていく落ち葉を美しいまま残したい思い、絵に残すことになりました。同じ樹の落ち葉でも色付き方は様々です。 〜そうして描いていると、いつのまにか、小さな起伏が、山々のつらなりや、丘や森のよう...