2011年版 『産業人メンタルヘルス白書』
Aug
31
より
2011/08/26
公益財団法人日本生産性本部(理事長:松川 昌義)「メンタルヘルス研究所」は、この度2011年版『産業人メンタルヘルス白書』を発表した。この白書はメンタルヘルスへの関心が高まる中で、産業界におけるメンタルヘルスへの取り組みの促進を図るため、2001年から毎年発表している。
今年の調査研究では、「絆」をテーマとしている。
~ 2011年版 『産業人メンタルヘルス白書』 ~
調査研究「絆の分析~JMI健康調査の結果から~ 」の概要
仲間や企業 組織体との「絆」がメンタルヘルス向上に貢献
「社交性」が低い日本人にとって、職場の仲間との「絆」が大切
「絆」の形成は重要な要素~震災復興を契機に「絆」の深化を期待
<研究結果と考察の概要>
1.「絆」を結ぶ対象として上司、同僚、組織、家族を想定することができる。いずれも関係が良好であればメンタルヘルスを向上させる。中でも相関が高いのは「同僚関係」である。
2.一方、対人関係を築き、関係の良し悪しを左右する個人の特性として「社交性」をあげることができる。JMI健康調査から「社交性」に関する項目をとりだして調査結果を見ると、日常的に顔をあわせている「上司や家族との関係」が良いことよりも、「社交性」があるほど、メンタルヘルスの良さに寄与することがわかった。但し、今回の産業人のJMI健康調査からは、多くの人は「社交性」が低い方に分布しており、「社交性」の高い人は多くない。
3.「社交性」の有無よりも、メンタルヘルスの良否に影響を与えているのが、「同僚と企業 組織体との関係」である。なお、「同僚」には、日常的に顔をあわせている「同僚」だけでなく、同じ企業 組織体の一員ではあるが面識のない「仲間」も含まれている。
4.上司と家族という、誰と特定できる対象ではなく、「仲間」や「企業体」といった抽象度の高い集団と「絆」が結ばれているとき、メンタルヘルス向上への貢献が大きくなる。
5.「社交性」が低い日本人にとって、「絆」の形成は重要な要素となる。「東日本大震災とメンタルヘルスの影響についてアンケート」の結果でも「トップのメッセージ発信」、「グループでの一体的取り組み」などが見られる。今回の震災復興を契機に、こうした職場の仲間に対する「絆」の大切さについて改めて確認したい。
※白書の構成は、上記調査研究と、東日本大震災とメンタルヘルスの影響についてアンケート調査結果及び特別寄稿のほか4論文を掲載。
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白書を購入するのも良いですが、
http://www.js-mental.org/kekka.html
で、取り急ぎ御覧頂いても良いと思います。
勿論、回し者ではありません。
やはり、人間関係、コミュニケーションが大切だということですね。
それと、自らを閉じてしまう人が多いということでしょうか?
社交性が高い人は少なかったという調査結果は。
アンケートでいざ自分と向き合って見ると社交性が低いと答えてしまうのは、ある意
味、これこそが国民性だと言うのは言い過ぎでしょうか。
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Posted at 2011-08-31 09:01
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Posted at 2011-08-31 18:12
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