http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111104/t10013723751000.html
消費税率引き上げを国際会議で表明
G20サミットに出席している野田総理大臣は、2010年代半ばまでに消費税の税率を段階的に10%まで引き上げるため、必要な法案を来年の通常国会に提出する考えを示し、将来的な消費税率引き上げを国際会議の場で正式に表明しました。
G20サミットの初日の討議で、野田総理大臣は「ヨーロッパの状況を見るまでもなく、健全な経済成長を実現するためには、財政健全化は不可欠だ。日本は、2010年代半ばまでに消費税率を段階的に10%まで引き上げる方針を定めた、社会保障と税の一体改革案を具体化し、これを実現するための法案を今年度内に提出する」と述べ、将来的な消費税率引き上げを国際会議の場で正式に表明しました。
また、野田総理大臣は、円高への対応について「最近の為替市場の投機的で無秩序な動きのために、足元では歴史的な円高が急速に進行し、景気を下ぶれさせるリスクとなっている。このため、わが国は為替介入を実施した。為替レートは、経済の基礎的条件を反映すべきで、過度な変動を引き起こさないよう、通貨安定のための協力を強化することが重要だ」と述べ、政府・日銀が行った市場介入に対して、各国の理解を求めました。
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与党内でもまとまっていないのにサミットで先に増税を公約。
というのは、さておき。
財政健全化のためには増税だというのは何とも薄っぺらい内容です。
増税によって財政を健全化し、健全な経済成長を促すと。
私は、笑ってしまいましたが、すぐに笑えんがなと独り突っ込みです。
増税と並行して、いやその前に、増税に耐えうる素地を作らないと!
で、法案成立させてから信を問うと。
いや、信を問うてから法案成立じゃないのと。
円高に対する市場介入にしても、相変わらず無駄に円を溶かしてると思います。
一国の単独介入を何故にするのか不思議で仕方ないです。
為替市場の投機的で無秩序な動きのために、足元では歴史的な円高が急速に進行し、景気を下ぶれさせるリスクとなっている。と自分で言っておいて、何故に単独介入で、さらに他国の理解を求めるって。他国と連携しての介入でないと、その瞬間ちょっと振れ戻るだけじゃないでしょうか。
所で、享保の改革は、御存知の通り暴れん坊将軍様の財政再建であります。
足高の制という柔軟で適材適所な人材登用と高位の役職に就いている間だけ給与が補てんされるシステムは素晴らしいと思います。今で言えば、大臣させてみて、だめだったら解任で、元の議員の給与に戻るって感じでしょうか。新井白石の解任は、相当の決断だったと思いますが、これは、今で言えば誰でしょう・・・で、大岡越前とか水野 忠之が大活躍。
田沼意次も郡上一揆を裁く為に大名に取り立てられ、一足飛びに掛け上がって行き、10代将軍時代に花を咲かせることになります。重商主義政策、殖産興業は大きく評価されて良いと思います。後に賄賂でボロボロにされてしまいますが、賄賂はどうも正確ではないような話です。11代の徳川家斉がこれまた哀しい位の浪費家だったようですし、飢饉や疫病もあり、相当の艱難辛苦な時代であったでしょうが、外国との貿易から国内の金保有まで、幅広い分野で相当に力を発揮されたと思います。
さて、享保の改革では増税による財政の健全化を目指してます。
しかし、その一方で、
新田開発 ⇒ これが今の政府には見当たらない?
贈収賄の摘発 ⇒ 今の政府は?
リフレ政策である元文の改鋳 ⇒ デノミ敢行?
といった施策が当時の幕府にはありました。
しかし、人口の伸びは止まり、農民の一揆は増え、その場凌ぎの制度を乱発させて不発に終わったりした部分も否めません。
悪いとこだけ歴史を踏襲しているような気がします。
もう、こんな人達の政治いやだぁぁあああ!
ってなるんじゃないかなぁと思うのは、私だけでしょうか。
諸説ご意見あると思いますが、サミットで増税を公約に掲げ、相場への単独介入に理解を求めるっていう記事を読んで、何なんだろうなと。
溜息でございます。
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Posted at 2011-11-04 08:46
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