大林組と中国電力 躁鬱病の労災認定とパワハラ
Nov
16
より
訴訟:大林組元社員の休業補償請求 国に不支給処分取り消し命令--地裁 /広島
◇「躁うつ病は業務に起因」
躁うつ病などの療養期間中の休業補償請求に対し、広島中央労働基準監督署が不支給決定をしたのは不当として、建設会社「大林組」(東京都)の元社員の60代男性=佐伯区=が国を相手取り、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が9日、広島地裁であった。植屋伸一裁判長は「業務による過重な精神的、肉体的負荷により発症していると認められ、因果関係を肯定できる」などとして国に処分取り消しを命じた。
判決によると男性は、中国電力が発注した三隅発電所(島根県浜田市)の護岸工事と、大崎発電所(大崎上島町)の桟橋工事で、それぞれ工事事務所の副所長と所長を兼務。97年1月と2月に自殺を図り未遂だったが、医療機関から躁うつ病などと診断された。男性は06年12月、同署に休業補償給付を請求したが同署は07年11月に「疾病は業務上の事由によるとはいえない」として不支給を決定。再審査請求も棄却した。
植屋裁判長は工事の遅れなどで「男性は夜遅くに及ぶ恒常的な長時間の時間外労働を余儀なくされた」と指摘。中電の担当者から連日のように「お前はくびだ」などと叱責、罵倒されたことや、工事のミス発生などが重なり、「毎晩ほとんど眠れず、疲れが取れない状態となって躁うつ病となった」とし、業務起因性を認めた。
広島労働局は「上級庁や関係機関と協議のうえ、今後の対応を判断したい」としている。
毎日新聞 2011年11月10日 地方版
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上記の休業補償に関する処分の問題より、中国電力のパワハラの方が問題としては大きく感じます。
Posted at 2011-11-16 01:02
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Posted at 2011-11-16 11:32
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