有害物質流出5日間報告せず
Nov
19
より
周南市の東ソー南陽事業所の爆発、炎上事故で、規制値を大幅に超す二塩化エタンが徳山湾に流出した。現時点で被害確認はないものの、発がん性が疑われる有害物質。流出防止策が取られたのも公表されたのも事故から5日たった18日で、東ソーの対応のまずさは今後、批判を受けそうだ。
東ソーによると、事故直後の13日夜からプラントの排水が流れる西排水口の水質測定を開始。14日午後には事故直後の排水が規制値の約155倍だったという測定結果を把握していたという。
しかし、責任者の吉永博幸環境保安・品質保証部長が数値を確認したのは17日夕と説明。徳山海上保安部などへの通報も18日朝にずれ込んだ。事故の影響で現場が混乱して、意思疎通がうまくできなかったミスと釈明した。
結局プラントからの排水を止める作業を始めたのは18日午前9時から。作業は正午には完了し、排水も規制値近くまで下がったとしている。
東ソーは「現段階で人体や魚などへの影響が出ることは考えにくい」と説明しているが、環境保護団体グリーンピース(本部オランダ)が有害物質の早急な調査と結果の公表を同社や県に求めていただけに、今後、批判を受けそうだ。
山口県漁業協同組合周南統括支店の守田平人支店長(57)は「火災で水をかけるのはやむを得ないが(東ソーには)同じ海を使う仲間として、もっと早く知らせてほしかった」とかんかん。東ソーに対する損害賠償訴訟を起こす可能性も示唆した。
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報告したから免罰されるものではありませんが、他山の石とせず、対岸の火事としてしまっていたのでしょうか。残念では済まない環境への影響が心配です。安全な環境がどんどん無くなっていくというより、安全な環境というは幻想に過ぎないのかも知れません。
徳山湾はかつては、海軍燃料廠があった場所で、つまりは軍需産業で発展した所です。戦艦大和の最終補給地でもあります。
よって、安全管理は、特に厳重に行われてきたと思うのですが・・・
何か色々吹き出ます。
他の場所、企業、機関、大丈夫でしょうか。
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