http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120128k0000m010148000c.html
より
昨年末に表面化した、東京都の石原慎太郎知事を党首に想定した新党構想が再び動き始めた。石原氏は27日の記者会見で、新党結成を主導する国民新党の亀井静香代表らとの関係について「いくらでも協力すると合意し、政策について意見のぶつけ合いをした」と述べ、協議を進めていることを明らかにした。次期衆院選をにらみ、知名度の高い「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長らを巻き込めるかが焦点となる。
「国が大事か、都が大事か、いろいろな選択はあるだろう。政治家は必然性があれば一人でもやる」
石原氏は27日の記者会見で、新党結成に伴う都知事辞職の可能性について否定しなかった。その上で「うわさを立てられるのはありがたいような、ありがたくないような。私は一日一日やるだけのことをやっていくだけだ」と述べた。
石原氏をトップとする新党構想は、次期衆院選での生き残り戦略を探る亀井氏が仕掛け人。亀井氏はともに自民党旧安倍派に所属した石原氏の説得を続けており、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表にも声をかけている。ただし、亀井氏や平沼氏では「選挙の顔」には難しく、広がりにかける弱みがある。
このため、亀井氏には「石原新党」の結成により、橋下氏の参加を促したい思惑がある。石原、橋下両氏や愛知県の大村秀章知事ら知名度のある首長を取り込めば、次期衆院選で新党の存在感が高まるのは確実。石原、橋下両氏は大都市制度のあり方について2月にも意見交換する見通しで、3者会談を新党構想にどうつなげるかがポイントになる。
しかし、橋下氏は亀井氏の姿がちらつく新党構想からは距離を置く。民意の「既成政党離れ」が加速するなか、次期衆院選では全国の小選挙区から独自候補を擁立する方針。橋下氏は27日、記者団に対し、石原氏らとの会談についても「まだ決定じゃない」と述べるにとどめた。
石原、亀井、平沼の3氏らが集まった25日の会合では、新党結成の時期として「3月は一つのタイミング」と腹合わせした。ただ、たちあがれ日本が景気対策後の消費増税に賛成するのに対し、亀井氏は反対しており、同党幹部は「すぐに一緒になれるほど簡単じゃない」と漏らす。
野田佳彦首相は27日の衆院本会議で、橋下氏との連携を探る動きについて「改革者として注目するところ大だが、シロアリがたかることがないよう祈ってやまない」と皮肉った。橋下氏は同日、首相発言を受けてこう応じた。
「シロアリに食われないよう、しっかり気をつけます」
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水面下でせめぎ合いですかね。
シロアリのやり取りは、まぁ首相は過去に自ら発言した言葉でしょうけど、品が無いやり取りに見えます。何かこういうの多いですね。
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