パワハラ ⇒ 自殺 ⇒ 労災認定 ⇒ 損害賠償請求
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072802000091.html
より
自殺の19歳 労災認定 「上司のいじめ原因」 福井労基署
2012年7月28日 朝刊
福井市の消防設備販売・保守管理会社「暁産業」に勤めていた市内の男性=当時(19)=が自殺したのは、上司らのいじめが原因として、遺族が出していた労災申請を、福井労働基準監督署が認定した。
遺族の代理人弁護士が二十七日に発表した。
認定は二十四日付。遺族には国から労災保険金が支払われる。
代理人の海道(かいどう)宏実弁護士によると、男性は高校在学中の二〇一〇年二月から、アルバイトとして同社で働き始め、卒業後の四月に入社。
設備のメンテナンス業務をしていたが、言葉での嫌がらせを受けるなどして、入社八カ月後の十二月に自殺した。
男性の遺族は一一年九月、福井労基署に労災を申請していた。
男性が残した手帳二冊には、主に上司二人=いずれも当時二十代=から「死んでしまえばいい」「この世から消えてしまえ」などと言われたとの記述があった。
いじめは九月ごろからエスカレートしたという。
海道弁護士は「上司が人格を否定する言動を繰り返しており、自殺する私的要因はない。
自殺直前に精神障害を発症していた」と原因が業務上にあり、労災認定された理由を説明した。
会社側は本紙の取材に「責任者がいないのでコメントできない」としている。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120719-986158.html
より
息子の自殺はパワハラが原因と母親提訴
栃木県に本社がある食肉加工販売会社「滝沢ハム」の仙台営業所(宮城県名取市)の従業員だった男性(当時47)が2009年7月に自殺したのは、過重労働と上司のパワーハラスメントが原因として、母親が同社に約7400万円の損害賠償を求めて仙台地裁に提訴したことが19日、分かった。
提訴は6月27日。
訴状によると、男性は営業職として勤務していたが、商品の入荷確認や仕分け作業にも追われ、勤務は毎日約14時間に及び、09年2~6月の5カ月間は1日も休みが無かったという。
また、同5月ごろからはほぼ毎日、同僚の前で営業所長が約20分~1時間にわたり「辞めてしまえ」などと男性に激しい口調で怒鳴り続けたとしている。
男性は同7月2日、車で宮城県柴田町の川に突っ込み自殺。
直前に重度のうつ病にかかっていたとして、母親側は「発症は過重労働とパワハラが原因だ」と主張している。
母親は仙台労働基準監督署に労災申請し、昨年2月に認定された。
滝沢ハムは「コメントできない」としている。
(共同) [2012年7月19日18時37分]
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まずは、自ら命を絶つ選択をされてしまった方の御冥福をお祈り申し上げます。
◆暁産業
自殺 ⇒ 手記 ⇒ パワハラ・労災認定 ⇒ 賠償請求
◆滝沢ハム
自殺 ⇒ 長時間労働・同僚の前での叱責(証言) ⇒ パワハラ・労災認定 ⇒ 賠償請求
労災認定されてますので、賠償請求も通ると思われます。部下指導時の言動・長時間労働が、証拠・証言が採用され労災認定されております。
大津のいじめ事件がオリンピックのお祭り報道で影が霞んでおりますが、再燃することでありましょう。
学校でのいじめ ⇒ 社会でのいじめ
という図式で、会社でのパワハラにも飛び火していく可能性があります。
かけがえの無い命です。
御本人や家族の未来、会社の未来を失うことを考えれば、ハラスメントは労使共に共通の理解を深めながら、指導育成に力を入れて欲しいです。
やる気もなく耐性の無い人、真面目で重責を負って頑張り過ぎる人、両極のケースがありましょう。
しかし、知らなかったでは済まないことになります。