こころは蛇蝎のごとくなり
Jan
11
こんにちは。
おだやかに機嫌よく過ごすライフコーチの十条らいふです。
タイトルの言葉は
親鸞聖人の言葉です。
良くないことだとわかっていても
止めようとは思わないし
止められない。
心は蛇や蝎のような
毒を含んでいる。
ということを言っています。
わかっちゃいるけど
止められない
ということは確かにありますね。
ネットスラングで
「メシウマ」
という言葉があります。
誰かが不幸に陥っていると
飯がうまいと。
なんとも
恥ずかしい在り方だなと
思いますが
事実です。
私もできた人間ではないので
詐欺事件で
大金を失ったお年寄りの
ニュースをみて
気の毒に思うより先に
よくそんな大金をもっていたな、とか
欲をかくから
お金に逃げられるんだな、とか
思ってしまいます。
こうした心情は
普段は表に出しませんが
隠す必要がなければ
思わず出てしまう人間の本性なのかも
しれません。
人間とはそういうもの。
これはもう
人間であるかぎり
認めるしかないのです。
自分がどう思っているのか
どういう感情なのか
それが蛇や蝎のような
毒を含むものであったとしても
そう思った自分を
否定するでもなく
反省するでもなく
ひたすら
思っていることを
自覚する。
そうした
自分の心のダークな部分は
なかなか表に出すことは
できませんが
コーチという
安全安心な対象に対して
自分がどう思っているのか
感情をいったん外に出してみる。
コーチは
それを否定も肯定もせず
そう思っているんですねと
受け止める。
自分がそう思うものなのだと
人間であれば仕方がないんだと
自覚することで
心のなかが収まってきます。