自己重要感
Jul
26
人は誰しも自己重要感をもっています。
自分は大切にされるべきであると無意識に思っています。
ラーメン屋で
自分より後に来た人が頼んだものが
先に出てくるとむっとします。
会社で
稟議書が回ってきて
その稟議が妥当なものであったとしても
事前のプロセスに関与していないと
「俺は聞いてない」
とすぐに承認しない人もいます。
(「根回し」の不足)
このように
人は自分がないがしろにされると悲しくなります。
自分が尊重されていないと怒りを覚えます。
アドラーは
「すべての悩みは人間関係の悩みである」
と言い切っていますが
確かに人間関係がぎくしゃくしていると
おだやかな気持ちで過ごすことができません。
なので目の前にいる人を
大事にする
大切に思う
尊重する
という姿勢が必要になります。
部下のいる方は
部下が相談に来たときに
ちゃんと手を止めて
話を聞いてあげられているでしょうか。
パソコンの画面に目を向けたまま
話を聞いていませんか。
これでは信頼関係を結ぶことができません。
部下が相談にきたら
「手を止めて自分のへそを相手に向ける」
という所作を
意識することで相手は安心します。
自分に対して
丁寧に笑顔で礼儀を尽くしてくれる人は
安心安全な存在です。
自分も他者も心おだやかに過ごすためには
相手の自己重要感を尊重することが大事です。