周囲に頼る
Sep
14
ふだん「忙しい忙しい」
と言っている人は
実は自分で望んで
仕事を引っ張り込む傾向があります。
私自身がそうです。
すでに請け負った仕事があるのに
新たに発生した仕事を
上乗せしてしまう。
できるかできないかは考えない
できるかどうかじゃなく
やらなくてはいけないから
どうにかしないといけないから
やるしかない。
そんな思いで、自分ひとりで抱え込む。
自分の処理能力だったら
なんとかなるだろうと
うぬぼれていたところもあります。
そしてその忙しさは
自ら求めたものであるのに
「なんで自分ばかりが・・・」
などと被害者意識が
頭をもたげてきます。
周囲はマイペースで仕事をしているようにみえて
自分だけがバタバタしているようで
なにか恨めしい気持ちもあります。
このように
過度に忙しいことは
精神衛生上良くありません。
日々おだやかに機嫌よく過ごすためには
多忙となってはいけないのです。
「無減代」
という言葉があります。
ライフネット生命の創業者で
現立命館アジア太平洋大学学長の
出口治明さんの言葉です。
「無」→無くせないか。無くてもよくないか
「減」→減らすことができないか。
「代」→代用できないか
「無」や「減」は
仕組みを変えないと
なかなかすぐにできるものではありませんが
「代」は
その気になれば
けっこうできるものです。
自分の分の代わりに
やってくれる人は必ずいます。
いないと思っているとしたら
ちょっと傲慢であるかもしれません。
仕事が抱えきれなくなったら
周囲に頼ってみる。
「助けて」
「手伝って」
と言ってみる。
意外に周囲は助けてくれるものです。
あなたの「代わり」となるリソースは
あなたの周りに必ずあります。