報酬を求めない
Nov
4
一生けん命尽くしたのに
なにも反応がなかったとします。
そのときにどんな感情が湧くでしょうか。
「せっかくやってあげたのに」
といったネガティブな感情が
生まれたとしたら
それは見返りを求めていたということです。
好意をもっている女性にプレゼントをしても
思ったような反応が得られないとがっかりします。
これは自分がプレゼントを提供することで
相手から好意をもってもらえるであろうという
報酬を期待しているためです。
なにかを提供したときに
その報酬があって初めて心が満たされるという条件。
これは相手の反応に
依拠していることになります。
自分の感情が
相手の反応に依拠するのは
主体的な生き方ではありません。
相手がどう反応しようと
「自分がやりたいからやっている」
という人は
相手の反応に左右されません。
自分の行動に
報酬を求めても求めなくとも
人のためになる行動としては同じことなので
その価値は一緒なのですが
少なくとも
「自分がやりたくてやっている」
という主体性があれば
相手がどうあろうと
自分の感情がぶれることなく
おだやかな気持ちでいられるのでは
ないかと思うのです。