相手を理解する
Nov
9
心理学者のアルフレッド・アドラーは
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
と言い切っています。
なぜあの人はあんなことを言うのだろうと
相手の言動で心がもやもやすることは
誰にでもあると思います。
人はそれぞれ
価値観も考え方も違います。
自分と相手が違うのは
当然のことです。
「普通こうだよね」の
「普通」は
人によって違います。
対人関係がうまくいかないのは
この「違い」が受け入れられないときです。
相手側からみても同じです。
相手も自分が受け入れられていないと思っていると
もやもやとしているはずです。
相手との関係性が良くないのであれば
まず相手と自分の違いを理解することです。
相手にこちらのことを理解してもらえるかどうかは
相手の課題ですので
こちらではどうすることもできません。
ですが自分自身は
相手を理解しようという
姿勢をとることができます。
「この人苦手だな」
「この人と話すの苦痛だな」
と思う人がいたとします。
プライベートであれば
距離を置けばよいだけですが
会社では
どうしてもその人とコミュニケーションをとらざるを
得ない場合があります。
避けて通れないのであれば
いやだなと思って時間を過ごすよりも
相手を理解することに時間を使ったほうが良いです。
なにを理解しにいくかというと
相手がいまどんな感情でいるか
相手がどんなことを大切にしたいと思っているか
これを理解することです。
そして
「そうなんですね」と共感します。
共感をすると
その気持ちは必ず相手に伝わります。
人は、自分の気持ちや思考を理解してもらうと
わかってもらえた気分になり
心がおだやかになります。
心がおだやかになると
口調もおだやかになり
相手もこちらのことを
理解しようという心情になります。
自ずとお互いの理解が深まり
コミュニケーションが改善します。
相手を理解して共感するという姿勢は
思っている以上にパワーがあります。
おだやかに機嫌よくすごすための
大事な姿勢です。