「足るを知る」
という言葉の意味は
あまり欲をかいてはいけない
そこそこのところで満足しなければならない
という意味だと思っていましたが
ほかの意味もあって
『本来、自分に備わっているものを知る』
という意味があるそうです。
自分に備わっているものとは
すでに足りているものということです。
あることが自然なことなので
それが存在することすら
気づかない。
そんなものです。
他者からみると
凄いと思われるようなことでも
その人にとっては
当たり前のことなので
なんの自覚もないのです。
自分に備わっているものはなにか
なかなか自分では
気づけないものです。
自分の姿は
自分では見えないので
鏡に映すしかないのですが
それと同じく
自分が他者にどう映っているかを
確認するには
他者と対話をすることです。
信頼できる人と
対話をして
その人から見て
自分がどう見えているかを
フィードバックしてもらう。
それで自分のなかにあるものを
自覚することができます。
「足るを知る」には
そういう機会が必要です。