『骸骨ビルの庭 下』宮本輝著 講談社
内容(「BOOK」データベースより)
育ての親、阿部轍正は、子供たちの一人、桐田夏美への性的暴行の汚名を着たまま、苦悩のうちに死んだ。真相を求めて、八木沢は夏美の行方を追う。過去の謎が謎を呼び、秘密は深まる。一方、八木沢はビルにもう一度畑を甦らせようと一人耕し始める。そして、小さな命が蕾をつけるとき、骸骨ビルの本当の意味が明らかになる。自分は何のために、そして、誰のために、生きているのか?心の奥底から溢れ出す人間への讃歌。すべての生きとし生けるものへ贈る感動の長篇小説。
ゆるやかに・・・様々な人が語るその時の話から、真相が明らかになって行きます。
その真相と庭での畑仕事が重なって行きます。
「生きる」ということは「生かされている」という感謝のもとに存在していることがこころに沁みてきます。
最後は、少し物足りなかった・・・気もします。
それでも、被害者のふりした加害者の夏美が、花に包まれて暮らす夢(家の後ろに桜並木がある)が叶っているところに、これからの夏美の贖罪の可能性を信じたいと思いました。
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Posted at 2009-06-29 04:22
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Posted at 2009-06-29 13:32
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Posted at 2009-06-29 05:17
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Posted at 2009-06-30 01:33
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Posted at 2009-06-29 06:07
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Posted at 2009-06-30 01:34
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