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- 🐶Windows10からWindows11にアップグレードできない(TPM)
■症状
Windows10のPCをWindows11にアップグレードしようとすると、
「TPM2.0が無効のためアップグレードできない」というメッセージが出る。
■TPMについて
セキュリティに必要なもの。
暗号化で利用するkeyを安全な場所に保管する仕組み。
ハードウェアごと保護して、マルウェア攻撃やデータにアクセスしたり
改ざんしたりできないようにするためのもの
2016/7/28以降に出荷されたPCにはTPM(トラステッド プラットフォーム モジュール バージョン 2.0)の
搭載が必須になっている。
ID 保護のための Windows Hello、データ保護のための BitLocker など、
Windows 11 のさまざまな機能に使用されている。
市販マザーボードは、既定では TPM がオフの状態で出荷されている。
組立系PCはオフになっている。
Windows11の必須条件。
※2.0未満の場合はWindows11非対応。
↓
Windows11にする場合は、有効にする必要がある。
有効にできない場合は、それを制御するメニューの設定を変える。
■手順
例)ASRockマザーボード
UEFI上の以下の項目を有効にする。
(BIOSは起動時ロゴでDelite。
●Intel
Advanced Mode→Security内の項目
Intel® Platform Trust Technology→Enable(有効)
●AMD
Advanced Menu内の項目
AMD fTPM switch→AMD CPU fTPM に設定
TPM2.0が利用可能なマザーボード一覧
https://www.asrock.com/support/faq.jp.asp?id=500
■有効にできない場合
セキュアブートがオフになっている→オンにする。
「Legacy Option ROMs」を「Disabled」
「Secure Boot」を「Enabled」
セキュアブートがオンにできない場合
CSMを無効(Disabled)にする(CSM=古い周辺機器に対応するためのモジュール)
TPMそのものの設定メニューが見えない場合
「Intel Platform Trust Technology(インテルPTT)にはディスクリートTPM2.0の機能が備わってます。」
これをオンにする。
※Win11へのアップグレード確認サイト
ただ単に、アップデートの画面で、検証を速めてくれるだけ。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11?r=1
■BIOSで設定できない場合
TPM2.0モジュールが別売されていて、対象M/Bならオンにでき、Win11にできる。
(例)SuperMicroの場合
型番: AOM-TPM-9670V
UPC: 0672042274338
製品: TPM2.0モジュール 垂直型
(例)ASUSの場合-1.
BIOSを起動(F2キーを連打しながらF2キーを連打)。
→Advanced modeに切り替え(F7)
→PCH-FW Configuration
→PTT を有効(Enabled)にする"TPMという言葉ではないので注意。
→Save(F10)
→再起動
(例)ASUSの場合-2
型番:TPM-M R2.0
JAN:0889349-230404
※ロットがあるので注意。
※対応表添付
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