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認知症への誤った理解

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認知症への誤った理解
おはようございます!

昨日投稿したつもりがされていなかったことに気づき、思い込みの怖さを改めて感じました!

今日はこれから児童施設で虐待防止についてお話をしてくる予定です。

さて、私は介護の世界で仕事をしています。そして認知症の正しい理解をしてもらうために専門職を育てたり、地域の方にもお話をしたりします。

今日は多くの方の誤った理解を一つ解きたいと思います。


認知症になると多くが物忘れが発症したりします。

これは概ね合っています。

ですが介護拒否やお風呂に入らない。

帰宅願望

夜間不眠

徘徊

これらの症状は認知症になると発症するいわゆる中核症状ではありません。

もし認知症になって起こるなら、なぜ全員が同じ行動にならないのでしょうか?

夜良く休む人もいれば、ニコニコして介護を受けてくれる方。

他の病気のように全員に同じ症状が出ていないことに気づいていただけたかと思います。

ではなぜこのような症状が発症するかというと、物忘れや場所がわからなくなってしまったり、と自分の置かれている状況が理解、判断することが難しくなり、その影響を受けて行動につながります。

そして症状に個人差があるのはその人のパーソナルな部分の影響が大きいからです。

例えば、性格傾向、生活歴、健康状態、価値観など

これらの影響を受けているからです。

徘徊や介護拒否などの言葉はBPSDと言われ、行動、心理症状と言われています。

そしてその行動の背景にあるのは「不安」になります。

うらを返せば、本人なりのメッセージを伝えようとしてくれているのです。

ですので行動、心理症状が表れたのは何のメッセージを伝えようとしているのだと思い

その思いを汲み取ることが認知症の方が安心できる要素になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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