わずかな期間だけど、我が家にきてくれたすずめの雛
先日、一家での外出帰り、散々遊んで「つかれた〜」などののたまうチビからの「抱っこ」攻撃を何とかはぐらかしながら自宅への足を進めていると...
道ばたに何やらうごめく小さなものが...
「ん!?」
と思いつつ、よくよく見てみると、すずめの雛でした。
「ああ、きっと巣から落ちてしまったのね」「親鳥は迎えにくる事ができるのかな?」「ここにいたら猫さんにやられちゃうかな」「はやくご飯をあげないと力つきてしまうのではないかな?」「でも何を食べるのかも分からないし...」「動物病院に連れて行くにも今日は休日か...」「まわりを見渡しても巣は見当たらないし」
などと逡巡しつつ、ヨメと相談。
ヨメは、動物が大好き。ためらいもなく、雛を拾い上げた。が、どうして良い者かと思案中の模様。
チビ達は、疲れも吹っ飛んだのか、すずめさんを物珍しげに眺めたり、おそるおそる触ってみたり。
「親鳥は巣まで連れて返れないだろう」
「ここにいたらすぐに猫かからすかなにかにやられてしまうだろう」
という事で、我が家で保護する事に。
あわてて帰り(といっても自宅付近だが)、ネットですずめの雛の食べ物や保護方法を検索。
小鳥関係のグッズの何もない我が家にたまたま準備があったのが「ゆで卵」と「スポーツドリンク」
すぐにゆで卵をすりつぶして、スポーツドリンクを合わせてゲル状にして食べさせてみる。
なかなか食べてくれないが、動物好きのヨメが口を開いて飲み込ませたら、何口か食べて、ふんもしてくれた。
ドッグフードもえさになるとあったので、近所のスーパーで調達。小鳥用のエサや、食事用のスポイト(注射器のような)は、残念ながらIYさんには取り扱い無し。
段ボール箱にタオルを巻いた電気あんかをいれて、ちょうどあった食品トレイに新聞紙を細かくちぎって引いて...少しでも保温できるように工夫してみる。
その日は、こまめにご飯をあげると、すずめの雛さんも頑張って食べてくれた。そしてフンもしてくれた。
翌朝...おそるおそるのぞいて見ると、まだ持ちこたえているよう。
ご飯をあげてみると、またフンをした。
時より、からだを大きく持ち上げるような動きもするが、なんせ一度も鳴いてくれない。よくよくみると、おなかのあたりが妙に赤黒い感じ。
「これは厳しいかな...」「高い所から落ちた時に内蔵でもいためてないといいけど...」
などと話しつつ様子を見るが...
しばらくして、そっと段ボールにかけてあったタオルを開けてみると...無念。
すずめさんは遠くに旅立ってしまっていました。
ああ、そのままにしてあげたほうが良かったのかなぁ....
かえってつらい思いをさせてしまったかなぁ....
保護なんかしてはいけなかったのかなぁ...
すすめさんはチビ達といっしょに花壇に葬り、みんなで手を合わせました。
数日後....
すずめさんがいたそばの電柱の上のバケツのような機器のところで、すずめのひなの声が。
よくよくみると、すずめの親鳥が雛にごはんをあげているようでした。
ごめんね、助けられなかったよ....
最後まで近くにいたかったかな....
連れて帰ってしまってさびしかったかな....
などとチビ2と話をしました。
改めてすずめさんに合掌(-人-)
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