何だろう? モヤモヤする。 ロッシの転倒で…っていう事でもないけど、最近のMOTO GPレースは全体的に転倒が多すぎる。 しかも、え?って感じの、まるでオイルに乗ったような転倒。 ただ、そのなかでもクアルタラロがタイヤがきつくもトップを保てていたのは、とにかくスムーズなライティングスタイルだから、って所になるのじゃないかな? エンジンパワーと、電子制御による車体性能の底上げがすこぶる高いから、些細なネガが発生するといとも簡単に人間が対応できる範囲を越える。その辺りの補正に空力部品で対処療法、そんな風に見える。 ただ、2輪は4輪の空力デバイスのように机上の理論を体現しにくいハズで、単純なダウンフォースやフリクションの関係性だけでは語れないのが、これがまた複雑。 結果的に、まるでかつての125クラスのような、タイヤのグリップを少しも無駄にしない、大きな挙動変化を働きかけない、そういうライディングが不可欠なのではないか… また、スペースフレームの車輌が時折速さを見せるのは、フレーム由来のダンパー効果のような特性が、意外と人間との親和性が高いのではないか… まぁ、とにもかくにも。 ライディングスタイルを必要に応じて研究・変化させてきたロッシ選手だ。今後の対応に期待したい。