お茶のこと⑦Re

阿里山淹れた。台湾烏龍茶は本当に久しぶり。
茶葉だけは、持ってる(汗)
コロコロの茶葉が、かわいい
湯色は、台湾人いわく「黄金色」
これも烏龍茶
んー、この何とも言えないパンチ力!
戻った茶葉が開いた感じ。
まさに増えるワカメちゃん状態

昨日、書いていた内容がクラッシュしてチェッカーフラッグを受けられなかったので、再コースインして今日こそは完走を目指そう。(涙)

遂に、カマーン!マイフィールド!!っすよ。
青茶の世界。
一般的に今や、青茶は烏龍茶全般を指す用語になっていると思う。
半発酵茶。

生産地域、焙煎の具合、グレードの違い、などで青茶も例にたがわず星の数ほど品種がある。
まず中国本土もしくは台湾、という位置付け。
モチロン歴史的には本土から台湾へ渡っていった。
この回では台湾烏龍について書きなぐっていこうと思う。

中国茶というものを「サントリー」「プーアル」くらいしか認識の無い人だと、台湾を訪れて何かの機会に茶を飲むことになった際、驚くだろう。
なぜなら、既知の「サントリー」とは全く異なる黄金色の湯色。
飲めば、立ちのぼる煌びやかで鮮烈な花のような香り。

まず、ビックリする。
そして、店主もしくは茶を振る舞った方からは言われるだろう。
「これが台湾が誇る世界一の烏龍茶だ」と。

あながち、間違いではない。
台湾烏龍の特徴は、煌びやか・華やか・黄金色と言う認識でほぼ間違いないから。一発目のパンチ力がとても強い。
その一杯を飲めば、抜群のリラクゼーション効果や気分転換になる。

これは好みの問題になってくるんすけど。という前提のもとに。

一発目のパンチが強い茶葉は、その威力がどんどん脆弱になりやすい。
さらに、こういった特徴は言い方は悪いけど、素人にも分かりやすい性能のように思う。誰にでも分け隔てなく、分かりやすい。

だからこそ「サントリー」しか知らない探訪者は驚く。
こんな茶の世界があったのかっ!?・・・と。

・・・・・?
ん?
・・・あ、これ、、あっしの事じゃん(苦笑)

そうなんすよ、まさにあっしはココから門をくぐった。
そして良い師匠に巡り合ったおかげで、台湾烏龍だけで終わらず、それを取り巻く世界を見つける事が出来た。

さて、と。まあとにかく台湾烏龍の話。
台湾で茶を買いに店へ行くと、たいてい「美味しい高山烏龍アルヨ」と勧められる。

これって、よくよく考えたら、烏龍茶の樹木は台湾どころか本土だって、標高の高い山で生産されてるから、言ってみりゃどれもこれも高山烏龍なんじゃね?みたいな。
しかも「黄金色してるでしょ、これが最高の証アルヨ」
って言われた日には、それって焙煎の程度の問題じゃね?的な。
つまり、知らないのを良い事に、結構いいようにあしらわれてる。

それを回避してよい茶葉をゲットするためには、やはり知識とか多少必要になる。

例えばクルマを買いにディーラーへ行って、それがアメ車なのか日本車なのか、イタ車なのか・・・それも分からず金を払おうとするようなものだから。注文したいその先には、ファミリーカー、商用車、スポーツカーなどのジャンルもあるし、ボディーカラーだってこだわりたいだろう。車種によってはノーマルからスポーツまでのランク付けもある。

せめてこの辺りまでの知識がないと、お茶を売ってくれる人にも気持ちが通じない。

台湾茶の良いところは、素人にも分かりやすい。
品種も恐ろしく膨大な本土に比べれば、比較もしやすい。
これが何より大きい。飲み続けるモチベーションになるっすからな。
勿論高いのから安いのまで、いろいろ。

もし興味が出てきたら、とにかく茶葉に名のついている物を選ぶのが良いと思う。

台湾烏龍で流通してる代表的な物と言えば
*阿里山
*梨山
*杉林渓
*四季春
*凍頂
*木柵鉄観音
*東方美人
辺りじゃなかろうか?
これらの品種にそれぞれグレードがついてくる。
あと、焙煎の具合でも異なってくる。

台湾茶は名前も日本人には魅力的で、「四季春」なんてもう・・・
なんてロマンチック。
でも、茶葉としてはVITZ-RSやFIT-RSあたりの認識。
安い割に美味しいので、最初の一歩を踏み出すには大変オススメの茶葉。
なんとなく小慣れてきたら、ほかの茶葉と何が違うのかを比較するのも楽しい。

「東方美人」も、日本人には魅力的に聞こえる名前。
なんてアジアンビューティー!!
・・・。これは、あっしの好みなんすけど。
発酵が進み過ぎていて、ほとんど紅茶に感じるんすよ。
それなら、ちゃんと台湾紅茶飲みたい。
正直、東方美人は・・あっしは理解したい欲求が低い。
いや、別にパツキンのチャンネーが良いとか、そういう事じゃないっす。

面白いのが凍頂烏龍茶。
焙煎の火の入り方で、こうも味わいが変わるのか、、と。
当然、焙煎が弱ければ青々とした風味が強く、火が入る毎に香ばしさやコクを感じる。

こういうのを楽しんでると、時間がいくらあっても足りなくなる。

続く
#お茶

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お茶のこと⑦

ぎゃあああああさああ!
台湾烏龍のこと書いてたら、タイムアウトして全部消えた!!!!

ああああああああああああああ!!!
あーーーーーーーーーーーっ!!!!
やめた!

今日は、もう辞めた!!
何とかなんねーかな、このシステム!!!!
#お茶

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お茶のこと⑥

なんとなく、あっしのお茶に対するスタンスという価値観、的な事は先回までに書いた通りで、ようやく中国茶の話にはいろうかな、と。

中国茶は色(製法)でザックリ大別されていていると考えて良いと思う。

*緑茶(不発酵茶)
*青茶(半発酵茶)
*黄茶(弱後発酵茶)
*紅茶(全発酵茶)
*白茶(弱発酵茶)
*黒茶(後発酵茶)

これをベースに、さらに外伝的(笑)なお茶の品種が広がってる。
*花茶
*工芸茶(たぶん、工芸茶も花茶の一種に当たると思う)
茶葉ではない菊や、ベースの茶葉に茉莉花を混ぜたりしたもの、茶葉や花を人工的に花開くように細工した物などが含まれる。
っていう認識なんだけど、合ってますよねぇ?

茶葉の種類はこのように分かれていて、さらに特に黒茶の場合、圧縮させた茶葉のカタチなどでも呼び方が分かれている。
例えば、散茶と餅茶(漢字合ってたっけ??)
散茶は茶葉がパラパラ分散している状態、餅茶は圧縮させてブロック状の状態。それが煉瓦状、椀型状、キノコ型状、丸餅型状といった形に成形されていて・・・それぞれに特徴がある。
さらに黒茶のひとつ、プーアル茶には生茶と熟茶という違いもある。
それと、ここでは台湾茶と中国本土の茶を別にする必要はない。
なぜなら、色(製造法)の大別でカテゴライズ出来るから。

もう、何のことかカオスになってくる!(笑)
ちなみに、日本の商品に「黒烏龍茶」とかってのがあった気がするけど。
あれはイメージであって、そんな茶は無い。ハズだ。

さて、ザックリとこういったカテゴリーが有ります、ってだけで。
実際にはまだまだ知らない物もあるだろうし、そもそも。

白・黒・黄・紅・青・緑・花

これらの大別から、さらに細かい品種へと枝葉が分かれていく。
また、収穫場所や収穫時期、生産者の特徴、焙煎のかけ具合、あるいは茶業界によるランキングによる優劣などによって、恐ろしい種類の茶葉と茶の商品数が存在している。

ひとことで「烏龍茶」・・などと言うことは、許して貰えないのである。

ハッキリ言って、それら全て把握することも飲み比べる事も、不可能だと思う。星の数ほど。。という比喩を良くされるけど、まさにその通り。
もう、そうなると本物とか偽物の定義も難しい。
原木から収穫した物のみを「本物」とする、とかは現実味無いしなぁ。
そんな希少価値のあるものは、手にも入らないし。

一応、7種類の大別されたお茶は、それぞれひと通り飲んだけど、圧倒的に飲茶量が足りてない。
特に白茶、黄茶、紅茶、緑茶、黒茶。
白・黄は、流通量と価格・好み、という壁。
緑・紅・黒は種類の多さ、好み、という壁。
とてもじゃないが、試しきれない・・・・。
それでも、飲んでる方だとは思うんだけど。それら全て、時間もかかるしお金も掛かるっすからな。

で、結局、同じお金を使うなら好みのジャンルに投下していくことになる。
投下?いやいや、投資と言っておこう。

あっしはやっぱり、圧倒的に青茶が好きなんすよ。
他のカテゴリーでも、それぞれに好きな茶葉はモチロンあって、もし聞かれることが有ったら「コレが好き!」っていうのは有るんすよ。
でも相対的に考えて、興味や満足度は青茶から得られるモノが大きい。

そして、この青茶というカテゴリーにもまた、お察しの通り、当然膨大な種類が存在していて、とんでもないことになる。
それでも、まあ、時間も労力もかけて自分の好みを育ててきたから、膨大な青茶の品種の中からでも、好きな物がピックアップされている。

ふう・・書いていて、疲れてきた・・・
続く
#お茶

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お茶のこと⑤

前回紅茶のことで何かと普段思ってることを、本当に取り留めも無く書いた。
たぶんまだ書き足りてないので、また何処かで補完出来たら、と思う。

今回は、日本茶について。
もしかしたら若干ネガティブな内容になるかも知れないっすが。
決して日本茶アンチでは無いことは理解しておいて貰いたいっすよ。
だって、飲むもん!日本茶。フツーに。

日常茶として飲むお茶。
何飲んでます?
だいたい、緑茶とかほうじ茶とか・・玄米茶とか・・・。
そういったカテゴリーで選んでますよね?
玉露しか飲みません、ってな人もいるかも知らんけど(笑)
一般的に、その非常にザックリしたことくらいしか興味持たれてないって感じなのかなあと思う。
中には、こだわりの茶農家やお茶屋さんから、決まった品種のしか買わないって人もいるだろうけど。それって少数派っすよね。

それに、農産物でありながら加工製品でもあるから、生産年度によって差が出たり、生産者によって同じお茶の品種でも実は大きく異なってくるのが本来自然な姿なんだけど、なかなかそのあたりを寛容に受け入れて貰えない。
気がする。・・・あくまでも、気がする。

そして、普通に売っている茶葉。
基本的に紅茶にも通じる所だけど、もーう、砕かれて何が何だか分からない葉っぱ。そこには茎も混じってたり。
でも、そんなどうしようもない茶葉(と茎)でも、なぜか皆が喜んでしまうマジックがある。
「抹茶」入ってますから!←ってやつ。
この時点で、もう一体何のお茶飲んでるのかカオスになってるもん。
これがまた、風味をうまく補完出来てて(笑)

けど本当に美味しいお茶を知れば、抹茶や旨味添加されたものに違和感を感じるようになるし、そもそも抹茶入りって濁ってるから綺麗じゃない。

そういうのが当たり前の文化的基準になってしまってる。
偽装じゃないから問題にもならないし、安く買えるんだから消費者は喜んでるだろ?みたいな。
お茶になんかお金掛けてらんねえよ、的な風潮。

飲まないから、買ってもらうための企業努力で、さらに文化基準が下がる。
さらに安く、もしくは旨味倍増計画!
そしてますます、お茶の価値を見つけにくくなる。
凄く悪循環。

別に高級緑茶しか認めません、って事を言いたいわけじゃ無いすよ。
安いのもある、高いのもある、その差は何なのか?
それは知っておいた方が、役にも立つし楽しくはないですか?ってことっす。
美味いと思うその感覚は、何に反応して感じているのか。
クチに入る物なんだし、色んなことを考えたり知ったりした上で、TPOで使い分ければいいだけで。せめて、自国の文化としてお茶の淹れ方くらいは知っておいた方が、とか。
取捨選択はいろんなことを知ったうえで成り立つと思うんすよ。

これって、お茶だけのことじゃあ無いっすよね。

続く
#お茶

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お茶のこと④

ここまで書いてきて、たぶんあっしが中国茶を好きな事は理解してもらえると思うっす。そして、中国だろうが日本だろうが「良いものは良い」という価値観だということも理解してもらえると有難いっすな。

日本にばかり目がいってると、JAPAN as No.1 の論調はかなり多い。
これも台湾人が台湾烏龍を世界一だから、とガンと譲らないトコロに似ている。言うのは勝手だけど、もう少し広い視野で世界を見たらどうでしょうね?って事なんすよ。

今日は紅茶についてあっしが思ってることを取り留めなく書いてみる。
日本だとセレブ風に有難がって、やれアフタヌーンティーだ、何だと紅茶を好む傾向にあるっすな。(いや、一寸そもそも意地悪な書き方だな(笑))

歴史的には、西洋におけるお茶文化の発祥は日本の緑茶がヨーロッパ行って、いつの間にやら中国茶を輸入するようになって、気が付けば味が好みの紅茶にハマって、せっかくだから自分たちで栽培しようと植民地で生産を始めた・・・ってのが通説。

アールグレイなんかも、中国紅茶のオマージュとして英国人好みの着香をして作り始めたもの。もちろん、あっしはそれは否定しない。
アールグレイとして美味しいものは確かにあるっすからな。

でもよーっく考えてみて欲しいっすよ。
そもそも、お茶単体の質が良くて美味しければ、着香する必要無かったと思うんすよね。逆に言えば、フレーバーティーは儲かる。

つまり茶葉って、すごーく商売のネタにしやすい。
もともと安いクズのような物でも、着香したら分からなくなって売れる。
もはや、茶を飲むっていうより香りを飲んでると言った方が良い。
ところが難しいのは、そんなフレーバーティーでも良い物を作りたい人が必ずいて、贅沢な茶葉に良質な香りをつけた商品も存在している。
こういう商品は確かに美味いっすね。

でも、そもそも本当に美味しいお茶なら、着香する必要無かったよね?
っていう堂々巡りになっちゃう(笑)
まあ、その辺は好みがあるから、それでも好きなら飲むし、ってことなんだけど。

あと一般的に西洋の紅茶は葉っぱはチョップドされてて、もう、もはや粉。
酸化の問題とか保管上のことは面倒なので置いといたとしても・・・
せっかく1stフラッシュだなんだ言ってんのに、何で粉にするのかな?
茶葉見て良し悪し判断するとか、出来ないし・・・

このあたり、例えば中国茶だと茶葉の美しさと、湯の中で開いていく様も景色として楽しむ傾向があるっすよね。これは白茶・黄茶・緑茶・紅茶・青茶・黒茶それぞれに。
これって、非常に文化的だよなあ・・って思うんすよ。
まず、茶葉の色や形を判断している。
粉にしなきゃ旨味が出ないような茶葉は、その時点で美味しくないから価値が無い。
そして、良い茶葉は一般的に渋くないという傾向があると思うので、例えば湯の中にずっと茶葉を漬けておいても、味としては濃くなるだけで、薄めれば普通に美味しい。これ、その辺で売ってるダージリンとかでやってみたらエグくって飲めないっすよ。

更にいうと、なぜイギリスであれほど紅茶が好まれるのか?
というマジックがある。
いや、滞在したことが有る人ならすぐにピンとくる。

安い紅茶の茶葉、お湯に浸しておくとエグくなる・・・・。
それは、日本だから。
つまり水っすよね。

安い紅茶の茶葉でも、イギリスの水道水でも沸かして抽出すると・・
あら不思議。まろやかでとても美味しい(と感じられる)
鉱水のミネラルが紅茶のエグみを吸収してくれるから。ってことっすよね。しかもお茶の色は、その成分たちが化学反応起こして真っ黒。
だから、紅茶のことを英語ではRedTeaではなくBlackTeaと呼ぶんすな。
日本ではふつうに赤いから紅茶なんだけど。

そんな土壌の違いがあって、茶葉としての出来がそれほど良くなくても、美味しく飲めた、っていう何ともラッキーがあったという事実。
しかも、乳製品とのマッチングも良いことに気付いちゃった。

今度、スーパーとかで売ってる安めの紅茶飲むなら、是非鉱水で淹れてみる実験をすることを、強くおすすめするっす。

続く
#お茶

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お茶のこと③

上海、深圳、北京、杭州、もちろん台湾と買い付けに行った

①自分の欲しい茶葉が集まってる
②美味いメシにありつける
③近い
これらの要素により、上海の茶城には世話になっている

現在は、現地の生産者に直接発送して貰う事が多い

でも、あのラビリンス感!
何度も訪れたくなる場所なのは間違いない


迷宮入口①
武夷茶のみをあつかう茶城(比較的小規模)
もちろん、これはただの入り口(笑)
迷宮入口②
上海では馴染みやすい天山茶城
門をくぐれば、巨大な建屋が待ち受ける
中はこんな感じ
試飲は、永遠か?
と言うほど続けられる(笑)

ある程度自分の好みや好奇心が育ってくると、やっぱり茶葉の買い付けをしてみたくなってくる。
台湾の場合だと、市場よりも茶行店舗へ買いに行った方が早くて楽に思う。
店舗数も多いし、よっぽどツアーに組まれたような観光客相手の店でない限りは、ちゃんと正当な買い物が出来る。そもそも扱う茶葉の品種が、本土ほど超膨大ではないから点在する店舗でも十分欲しい物が揃う。
ところが中国本土の場合、茶葉を買うにはやはり茶城(市場)へ行くのが最も品種と品質の吟味には適当だと思う。
もちろん台湾も本土も、生産者の元へ直接行ければ言うことないけど。
なかなかそうはいかないし。

中国本土の茶市場は、例えばイ〇ンモールが全て茶関係のテナントで埋め尽くされている、とイメージすれば日本人にも理解が容易い。
初めて足を踏み入れると、どっちを向いても同じ店の光景と余りの規模の大きさから、迷宮入りした気分に陥る。
当然、各テナントでは茶に関するあらゆるものが商いされており、よく見ていくとそれぞれに守備範囲があることが見て取れる。
そして、当然のようにピンキリの世界。騙される方が悪いというスタンスは禁じ得ない。

だから紹介などコネのチカラは偉大。
ただ、騙す業者が居ればとても親身で親切な業者が居る事も、是非お伝えしておかねばならない。
そこには「茶を愛する者同士は友」という精神があるからだ。
顔見知りの店舗が出来ると、とても懇意にしてくれる。この辺りは茶行にかかわらず、中国文化そのものの気がするが。

世の中には遠く生産者の地まで遥々訪れる「茶友」がいらっしゃるので、あっしなんかは足元にも及ばないのだけど、それでも全く知らない訳じゃ無いので、あっし目線で感じたことを書いてみた。

正直言って、中国のイメージはことさらに悪化傾向にある。
あっし自身は「中国だから」という概念はなく、美味しいかどうか、好みかどうか、自分にとって有益かどうかという判断しかない。
ここでいう有益とは経済的な側面ではなく、知的好奇心を満足させる背景や信頼に足る友情などである。

ハッキリ言ってしまえば、中国だろうが日本だろうが、信頼に於いて人種など全く何の担保も無く、悪い奴と良い奴は何処にでも混在している。
少なくとも個人間にはそれしかない。
茶を通して、ボラれもしたけど総じて良い思い出しか無い事を思い返すと、世界は決して悪いもんじゃない、そう思うのだ。

続く
#お茶

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お茶のこと②

中国茶文化を知ると、ご当地では深く広く根付いている事に気付かされる。
例えば、日常飲用のお茶。

日本だと、もう大方ペットボトルのお茶にシフトしていて、そもそもお茶の淹れ方を知らない世代すら居る。これは残念ながら事実だ。
「お茶」が趣味というと茶道に直結している辺りも、文化的に深く根付くには分母を狭くしている。

かたや中国は基本的にマイボトルに緑茶葉を入れ、ひたすらそれを飲んでいる。
ペットボトルのお茶を買うという認識は薄い。そりゃ自分で淹れたら、そもそも安いからな。
安全な水に恵まれず煮沸した湯しか飲めない中国の背景、経済的に平均して恵まれた日本だからこその、ペットボトルのお茶を買うという行為が浸透した理由の1つなんだろう、と思う。

しかしながら常飲の日常茶から一歩出て「趣味性のある茶」となれば、話が一変する。
日本で一般的に買える茶葉、どんな種類でも、いくら高くても庶民が想像出来る値段だと思う。
ところが中国では、ピンからキリまでという表現がピッタリで、高値のものは手を出す気すら無くなるほど、高価。
もちろんそれにはちゃんと訳があり、ボラれているばかりではない。
更に、稀少価値のある品は投機の対象にもなりやすく、それこそ値段に天井がない。
それでも、買う人はいるのだから「お茶」というものがステータスと同義である事が伺い知れる。

続く
#お茶

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お茶のこと①

レース屋として日々過ごしている間は、仕事が趣味で趣味が仕事みたいなもんっすから、趣味らしい趣味が随分長い間無かったすよ。
ある時、本当に偶然・・。中国茶と遭遇したっす。

最初は台湾烏龍茶。
仕事で台湾行った時、よく有りがちな抱き合わせで組まれてる商品売り込み。
・・・アレ。
集団催眠みたいなもんで、やっぱり買っちゃうんすよね、ああいうのは。
知らないから。

今から思えば、大したことのない烏龍茶だったんだけど、そん時は初めての体験だからなあ(笑)それに、実際そん時は美味しく感じたのは事実だし。
別に、台湾烏龍茶をけなしたいわけじゃ無いんだけど、知らない人間に対する売り方が・・・・。
いや、無知は罪だよ。ある意味。知らないから、いいようにあしらわれる。

それと、台湾人は基本的に本土に対して嫌悪感持ってる方が多いように感じるんだけど、それ故に台湾の烏龍茶が本土より優っていて世界一!
だという触れ込みで洗脳するのも、如何なものかと。
自国の商品にプライドを持つのは決して悪い事じゃないんだけど。

お茶は、本当に嗜好品。
美味しい不味いの価値基準と共に、飲む人の好みかどうか・・・
という不確定要素に左右されやすい。
それに、知らないが故に「分かりやすい味わい」に惹かれるという傾向は否定できない。そもそも、好みすら育ってない可能性があるわけで。
もっと深い味わいは難解だったり、好みから外れた所にあったりするから。
台湾茶と中国本土の茶との違いは、その辺にあるような気がする。

嗜好品なんだから、自分の好みを押し付けるのはきっと良くない。
自分だけがウメーって思っておけばよい。
プロの鑑定人や茶芸師じゃないんだし。
ただ、ある程度ハマって目利きとして語りたくなってくると、やっぱり多くの茶を試したり、買いに行ったり、騙されたり、っていう苦行のような勉強もいるよね。
一番いいのは、信頼できる先生を見つけることなんだけど。

あっしの場合は大変幸運なことに、そういう師匠と出会えたので。
良いお茶を色々と試せたし、教えて貰った。
そして、そこから派生して、お茶と食べものとのマッチングに発展して、さらには、今や食べることと飲む事そのものが趣味になって来た。

甘いものから辛いものまで、お茶から酒まで・・・・
もう、ね、地球上のカロリー全部吸収してやるから!!(笑)
最近旅しながら各地で知らない物を口にしたり、ましてや「不味い!」ってなるような伝統食とか発見すると、嬉しくて仕方ないもん・・・。

何処へ行っても同じようなものがある世の中だから、特にねぇ。
まあ、そんな訳で、ちょっとお茶にはうるさいんすよ。あっしは。

続く
#お茶

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そして、日曜日

やっぱり岩茶しかない
今日は「正岩 大紅袍」
岩韻がやっぱすげーや!!

Le Mans旅情で引っ張るのも飽きてきたな。
ヴァーチャルで一足先にLe Mans24レースを開催してくれてるんすけど・・
これ、見てて楽しくもなんともない(苦笑)
そりゃあ、そうですわな。

平穏な日曜日。
もう、ね。
お茶とか飲んで過ごすしかないもの・・・。
久々に岩茶飲もう!!

最近、たいして美味しくないけど沢山ストックがある茶葉を消費するばかりで、本当に好きな美味しい茶葉を淹れてなかったからなぁ。

岩茶は、、やっぱり「はっっ!?」とするね。
普段飲んでるのが如何に酷いか・・・・
美味い!
#お茶

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喫茶②

何だろう?
・・・この茶葉。

・・・・・と、ずっと放置していたっすよ。
誰から貰ったのか、何の茶葉なのか、、全く分からない。
まあ、この大きさの餠茶の時点で、・・黒茶(プーアル)だろうな。
とは思っていたんだけど。
、、だからこそ、飲む気が進まない(-_-;)

たいてい、貰い物の黒茶は熟茶が多いし。
しかも、黒茶だとしたら四川省産ってのも。なぁ?
やっぱ雲南省だよなぁ?・・ま、隣ちゃぁ隣かぁ??
などと考えている間に時間が経ってしまった。

どーせ暇だ。
飲むか。

意を決して飲んでみた。
「あ、、(-.-)」
やっぱりか。
カビくせーよ。誰だよ、これ持ち込んだのは。
テロだよ!立派なテロだよ!
#お茶

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