我が身のように 潰され脊椎は伝えることを鈍くし 色褪せ乾いていた 尽きた振り子のように落ちてゆく お前は何処で何をしてきたのかい 青き頃にはどんな詩を歌ったのかい 幸せだったのかい 想い出まで枯らし 軽くなったというのに落ちてゆくんだね 傷んだ神経は戻りやしない 腕の痺れはまだ意志が伝わる痛み 目の前に落ちてきた葉 手のひらで潰せることのできる私 粉々になった枯葉 お前は私ではない まだ時間があることに気づき ひとつの詩を歌っていた