目覚めの詩作
Sep
7
目覚めてすぐにシャワーを浴びたい朝
もう九月八日というのにこの暑さは
枕カバーも濡れているようだが
朝はカラダが軋んで動けない
腕を回せばバギバギと鳴り
胴体は丸太のようにコッチコチ
扇風機のスイッチを足の指で押す
子どもには見せられない技だ
首筋が冷たくなる
やはりなんとか起きよう
仰向けからうつ伏せ
肘を伸ばしワンっ、と言ってしまいそうな体勢
腰に気を付けながら起立して腕をあげる
ああ、肩が回らないで腕を下げる
はあ、疲れがたまっている
寝る前にアスタキサンチンとビタミン飲んで
ストレッチもしてテンピュールの布団で寝ているのに
まあまあ、そんなもんだろう
今までカラダを使い働いてきたのだから
ほら、お陰で太っていないじゃないか
生活習慣病だってギリギリセーフなのだから
そんなことを考えながらまた横になり
タブレットを手にしている
案の定、目覚めの詩を書いてしまう
これを朝の幸せとひとは言わないけど
俺は言ってしまう
さあ、そろそろこの詩も完成か
また起き上がるとする
次の詩は書くなよ、自分
遅刻するなよ、自分