やっと見つけた 僕が輝けると思える場所 だけど今は少し違って 表現者にとって舞台がなくては 寂しささえも演じられない 落ち着かない足取りで 綴ってみればそれは孤独の詩(うた) 上手く言えないんだけど 僕は振り出しに戻ったようだ あの孤独な詩作の日々 いや、一周まわって来たはずだから ひとりで次の階段を上れるはずなのに なぜだろうこんなに寂しいのは 僕が求めていたのは 詩作上のスキルアップなんかじゃなく 詩を介して湧く情の目覚めと紐づけ 励ましだったり 繋がりだったり 志しの同行者がいる安心感の 癒しだったのかもしれない でも、さよなら大好きな場所 僕はもう背中を押され次の階段へ 向かっているのだから 乗り越えなくては 次の輝こう場所も現れやしない それが孤独の詩作であろうと 僕は詩を綴り続けなければ容易く 崩れてしまうのだから 思いに思いを焦がし 吐き出す言葉は詩的に連を重ねよう まだ見えぬ次の場所 恩恵だけは忘れずにやはり詩を綴り続ける 僕にはそれしかなく それしか出来ないのだから