とても明るい いつもの朝だというのに あれっ、家族がみんな起きている んっ、こりゃ寝坊か 目覚ましのアラームが鳴る前に 起きるようになり数年が経っていた 時間をセットしない日もちらほろ 油断の隙に躓いてしまった いやいや、それでも遅刻はしない いつも職場にはかなり早く着いている 寝坊を一時間しても大丈夫 なんせ、歳を重ねるたびに 何事にも咄嗟には動けなくなるから 早め早めの行動をするようになる しかも、眠りの質がおちて 浅い眠りと早起きが進んでしまうのだから 疲れはたまっていく一方だ 今回の寝坊はよく眠れたということで たまにはいいじゃないかと納得 そして、慌てるほどの寝坊でなければ ちょっとしたイベントでいいもんだ ひとりでの朝ごはんの静けさもなく そこには朝の賑やかさがあり 子どもらがあれがない、これがないと 朝らしい朝は活気があった 仕事の下準備ができないのは 気持ちが落ち着かないけれども 行ってきます 行ってらっしゃい そんな朝の始まりは 頑張っている自分への些細な見返り だけど、大きなやる気になるのだから 明日からは三十分の寝坊をすることにしよう