何故にそんなに紅い秋 雲も、家並みも、人々も 染まりたいから 染まっている おなかの中にいた頃の 母親に包まれているように 紅く染っては…… やさしい紅よ やわらかな気持ちになり やさしい紅よ むかし、むかしを語り始め やさしい紅よ ほんとうの僕を思い出させて