わたしは49歳
Oct
7
膨らめば楽しい世界を描けて
楽しませることが出来ると思い
一生懸命になればなるほど
手に届く景色が見えなくなりました
10代の頃に読んだ『ぼくは12歳』
紙飛行機の表紙を再びめくってみると
忘れていた純粋の原点がありました
いつからだろう
読んでもらうために詩を書き始めたのは
読者あっての詩ですから
進む方向を間違ったというわけではありません
だけど気が付いたのです
わたしの深いところにあるわたしらしいこころ
そこへと集中を向けなければ行けないのに
サービス精神が邪魔していたことを
私は思い出したのです
表現は外へと広がるのではなく
見逃しそうなちいさな場所に佇み
きちんと目を開いて見ようとすることだと
この歳になっても
12歳の岡 真史 君に学んでいます
わたしがわたしらしく詩を書くために
素晴らしき師はいつも
はにかんで教えてくれます