咲かずにいられない
Nov
3
悔しい気持ちや嬉しい気持ちになり
何か成し遂げたことはあっただろうか
文化祭で弾き語りをしたぐらいで
嫌なことに向うことはなるべく避け
受験も面倒で通信の大学で
最低限度の勉強をして卒業した
学業からはいつも逃げて
とくに大きな志もなく
働きながら歌を作ったり
詩を日記のように書いていれば
それで良かった
時間は五十歳を目の前に
空っぽの青春が悲しく泣き出した
お前は何かを死ぬ気で
成し遂げたことはあるのか
消極的な平和主義は最悪だぜ
暗澹者の生きる意味は
くだらねえの一言で収まっちまう
彼の世千日この世一日
ほらほらウズウズしているんだろう
お前は満たされて無いんだよ
ハチキレチマエヨ
コソコソとコノヨはクダラネエとかイッテル
ソンナジンセイはオマエラシクナイ
何だろう枯れて死にたいこの思いは
根底に眠っていた俺の種が
やっと咲き始めようとしている
見てみたい景色ができた
老いたことなどわからない程に
全身を広げ咲いている自分
まずは勉強だ
詩を読み辞書に赤線を引いて
狂ったように噛みついて行こう