共感に隠し味の違和感がなければ そのひとに新しい風は吹かないということだ あっ、と思ったところに苦味を感じて 最初はミルクを多めに入れ違和感の緩和 そして、本筋をしっかり味わう楽しみが 私を動かし目的へと促す風に 飛び出す思いの袋はパンパン あとはタイミングがわからない 私はまだか、今なのか、それとも 燻る捻くれ、はにかむセンチメンタルか 両手でしっかりと抱えてくれる そんな安心だけの共感はいらない 不完全たる完全な人間の弱さを知り 一杯への冒険に似た飛び込みを試みる さあ、目を開けたまま踏み込んでみよう 新しい風を吹かせるために 違和感にある真実を覗きながら