イヤホンの冷たさが 朝の厳しさを伝え 飽きもせず同じ歌ばかり すでに疲れ果てた労働者の皆さん 電車で揺られた視線は 現実を離れた場所に向けられて 哲学に蓋をして 繰り返す日々の疑問は 最初から知らなかったことのように 答えを求めるようとはしない 社会に沿って自分を守っている日々 だけど朝ぐらいは何処かに逃げていたい 飽きもせずに同じ歌ばかり 止まった時間に少し自分を取り戻し