大寒
Jan
24
朝の布団の中まで影響され
ぬるま湯に浸かっているように
寝床から出ることは出来ない
それでも気合をいれ飛び出す
カツカツとなる歯
半ズボンで冬を過ごした
小学生の頃が懐かしく頼しい
二十代、三十代、四十代
電車が混んでいれば
冬でも汗をかいていたが
最近は帽子を被り
手袋をしたままでも
一向に暑さは感じなくなる
変わってゆく身体
寒さに弱くなっていく精神
せめての温もり
ほっと缶コーヒーを流し込み
自分にご褒美を与えながら
寒さに耐えようとして
足りないもの
冬の寒さに対し足りないもの
今の私には何が足りないのだろう
吸い込む空気が
身体を凍らしてゆく冬の朝