冬は厳しくとも 蝋梅の直線な香りの園 ブロック塀から頭をだす 凛としたリズムで咲き誇り 夢開かんとする望み 愛おしい黄色の アンㅤドゥㅤトロワァ 寒ければ寒いほど 優しく遊んでしまう眼差し 寒空なんぞと 空に向けて手を広げ お茶目にお辞儀すれば 香りに誘われ 冬も良かれと頬を寄せて