CーFーC
Feb
10
それはいいことだと思います
詩を書く上で余計なモノ
見えてしまったのだから
感謝すべき日々だったのでしょう
なんだかどこからか
ピアノのCコードが聴こえてきます
それは煩わしさの終わりの和音に聴こえて
僕は君のことはわかってしまうんだよ
どんな言葉を連ねても
詩を四十年書いて自分という
人間を見つめていると
君の心が見えてしまうんだよ
これは詩を書くひとの運命で
良いことではない気がします
受け入れたくないことまで
飲み込まなくてはいけない強さを
要求されるのですから
Fコードに変わりましたね
次に向けての和音になりました
また自分の詩に戻るのです
君は僕でないさよなら
当たり前のCコードに戻り
力強く弾ける気がしてきました