我が身のように感じながらも 握り潰したい衝動に駆られ だが壊れた夢を描くのは 決して悪の華でないことを 私は知っているのだ それは生まれた自然と朽ちてゆく 必然があるのだから 今さら驚くことではない それを真実の美しさという 社会の道徳では 埋めきれない運命の先天的生物感 立って倒れる その過程には組み込まれた 超自然が主軸となって色褪せて 握り潰す 美しい心象を求めてしまう 手のひらで一生を粉々にする 完結したい人間の潜在した衝動 自分の一生を握り潰したくて 傍観する人間社会に 手の震えが止まらない日々