行って参りました。埼玉詩人会の現代詩サロンへ。 まず小林 稔さんの講演会で「萩原朔太郎の詩的闘争」というお題でした。小林 稔さんはたぶん詩の世界では著名な方なのでしょう。朔太郎の話ではないのですが、なぜ詩の批評が必要なのかという内容のお話が大変勉強になりました。「詩は新しきを考えなくてはいけない。自分の居場所、位置を確認。先人たちの詩を考察することによって見えてくる」と、おっしゃっていて、ほお〜と頷いて。 公演の後に質問タイムがあったので、先陣を切って私が質問させて頂きました。 「感情の詩と感覚の詩で、内側に走るベクトルがあるものが感情、外側に走るベクトルがあるものを感覚と小林先生がおっしゃっていましたが、朔太郎は感情の詩ということで、なんとなくニュアンスはわかりますが、感覚の詩というものが想像できなかったので、そこをお聞かせください」と。小林 稔さんはめちゃくちゃ考えて答えてくれました。嬉しい限りです。 そして、自分の詩の朗読。私の隣りの方が緊張して手を震わせているのをみて、なぜか私の緊張はほぼなくなり下手くそですが、それなに読めたと思います。よかった、よかった。 打ち上げ。飲みながたくさんの詩人と話すことができました。みなさん、詩が好きなんだなあ、と感じることができ、楽しくコミュケーションをとれて嬉しかったです。 いや〜、詩人会を楽しんできました。 《追記 、雑記》 「新会入された齋藤さんから自己紹介などをお願いします」打ち上げの時に突然、振られました。 「えーと。齋藤純二と申します。十二月にこちらの詩人会に入会致しました。今日は三つの初めてがありました。詩人さんに会ったこと、詩の講演会を拝聴したこと、心臓をバクバクさせた朗読。刺激的な一日でした。ここへ来るまで、詩人とはもしかしたら宇宙人みたいな存在のような気がしていましたが、こうやってみなさんに会ってみますと普通に人間でした。でもこれから話を聴かせていただくと、もしかしたら宇宙人の方がいるかもしれませんね。こんな私ですが、今後とも宜しくお願いします」と。