雨粒が葉を揺らしても とても静かです その景色に 僕は耳を傾けています 過去の想い出 どこかの安らぎに手をのばし 僕は淑やかに なっているのかもしれません 少し斜めの銀色にのせられ そんなことを呟いて どこまでも落ち着いてゆきます 幼き頃からの 心に揺れるオルゴールを感じて 誰もいないここで 優しいひとを遠くに見れば なお景色が揺れます 僕の好きな世界 頬に静かに雨が添っても 少しも哀しくはありません 雨に包まれて……