僕の頚椎はセラミックで 維持されているわけだから 仕事と炊事以外は 低反発のマットレスに 横になっていることが多い だからいつも 身体と話すことが大切なんだ 君の痛みがわからないように 僕の痛みだって誰のものでもない はしゃいでいた頃の身体を 惜しんでも仕方ないこと やっと最近 それを受け入れながら 歯を食いしばって生きているわけだ 身体も才能も 誰かとくらべてしまったら つまらない人生になるに決まっている 大切にするのは 僕の感情がどのように動いて どうあるべきかを詩にするだけ それが誰かの元気に繋がると信じ 歩き続けるんだ 道が見えればあとは進むだけ 身体も精神もぼろぼろになろうが 死ぬ寸前まで追い続ければよい どうして生まれたの? そりゃ詩を書くために決まっている そう決めたのだから 今日も明日も明後日も歌うだけだ とても簡単なことさ