唸りを上げた朝 喉の渇きに目が覚め カーテンの隙間からは 光が走っている 得体の知れぬ風船は膨らみ続け その時を待っているのか それでも いつもと変わらぬ振りして 何処へ向っているのかも分からず 今日一日を塗り潰しに行く 心の地盤は緩々になって 周りの顔色を覗き 何ひとついつもと変わらぬ 肌色が連なっていることに気づく 如何にかしているのか自分 いつもの楽観スタイルはどうした ほらっ 未来に叫ぶことのないように 願っている小さい個人 平和への意識は昨日より今日 今日より明日と高まってゆくが 行動が伴わぬ ジレンマと電車に揺らされて