なっ、わけで ぼくはそうなんだ えっ、どうして ぼくはこんなに ぼくをそんなに こんなにしてしまうのは いつか観た あの映画のせいかもしれない そうして太郎は 行ってしまったのだから 言葉を捨てられ かなしみの伝言すらできない あっ、いた ぼくが向こうに えっ、どうして ぼくはこんなところに そして二郎は 帰ってきたのだから 言葉に絵の具をぬり べつじんとして なっ、わけで ぼくがそんなに こんなになってしまったのは ぼくが三郎だからなんだ