遺書は手書きだろうか ワープロ打ちか 布団の中で悩んでいる やはり最期の証となる 重要なものになるだろう それを下手な手書きでは あっちから笑い声が聞こえそうだ ワープロ? ん〜 素っ気ない 誰でも同じような字になり しかも文書力がないから あっちから笑い声が聞こえそうだ ああ 俺はどうして笑われたくないのだろう そんなに自分が大事なのだろうか やはり自分は自分ということか それが生きていると嫌になるんだ 詰まる自分が自分に さあ 手書きにしろワープロにしろ 文章にしなくては…… 遺書 俺は遺書を手書きにするか ワープロにするか悩んでいる これ以上この状態が続くことに 耐えられない だから俺は死ぬのが面倒になった なので今晩はこれでもう寝よう おやすみ