月から滴り落ちる悲しみ 遠い過去に貼られた 臆病の言葉を剥がせない夜風 解っているのさ 時空に張り巡らせたトラップが 自分の虚言によるものだと 吐いて踊る明日の音楽隊 響き割れる髑髏の行進 タッタラッタ タッタラッタ 沈んでゆく歓喜の叫び 干からびた指先 後退に消滅してゆく者達の儀式 発射される護衛の幻に 跨がる屍の思想は笑う口笛 解っているのさ 時空に張り巡らせたトラップが 自分の虚言によるものだと タッタラッタ タッタラッタ 服従する魂の憩いに 傍観しながら溺れてゆく快感 タッタラッタ タッタラッタ 臆病に重なり合う鉛の塊 沈みながら惻隠の微笑が抜け出す