最近、鎖骨やら胸骨の変形が出てきた いったい俺は人間から どんな動物になろうとしているのか 朝、骨の変形に気がつく 日中は身体もカッカしているから 静かな光と共に 痛みから焦りとして目覚める ドクターは言う そういう人、いるんだよ まあ、頚椎もくの字への字に ガクガクになっているのだから 骨が少し出たくらい ネタにしてしまおう はてはて、まだ手の握力は 残されている あとこの手が活躍するのは 何年くらいなんだろう ここが一番、俺にとって重要だ 気軽に詩を書けるのも 手のおかげだから 使えるうち、ほんと感謝だな 先日「どんと構えていなさい」と ある人に言われたけれど 俺にはそんな時間がないんだ だって、人間から違う骨格動物に なってゆくのだから まあ、心だけは人間だったら この先、どうなろうと 詩を書き続けることだろう 信じる者が詩人だ