昨夜は鉛の鈴が鳴り 一日の重みに 鈍くギシギシと もしかしたら 初めての痛み 言葉では誤魔化せずに 朝だけはやってくる 軽く笑ってしまおう そう軽く 笑えるのだから びくびくしても いい方には 行かないだろうし 冷めて流そう 自分を守るように そんな朝に 娘が「おはよう」と 普段は素っ気ないのに 軽く笑ってしまおう そう軽く 笑ってしまおう