午前三時の孤独を抑えきれず 街へ飛び出してみれば 閉店後の遊園地のように閑散 コンビニストアの明かりまで怪しい 握ったアルコールは不味いが 流し込むしかない もう行き場所などないのか 捨てれぬこの身のやるせなさ 他人に疲れ自分に疲れ ひとはそれでも生きてゆけ、と言う だがその理由も上手く説明されない 得意げにグルグル回っている世間 ひとりになると暴走する制御たち 追いつけない速さで逃げる 転がる潰れた空き缶 最後の一滴がよだれのように垂れ 孤独に満たされた口は閉じる うつ伏せの痛みもなく アスファルトの温もりに抱かれ 空に光が混ざりだせばやっと見つけた 此処で瞼は重く降ろされて行く