頷いて首を振る今日に 生まれた孤独と向き合い そんなに強くもなれなくて 落ちるほどに笑う術を身に付け 無様な納得に救われる 微かに生かされている根拠 疑問の淵を歩き始めた時から 孤独と孤独が手を繋ぐことを知り 呼吸を合わせ姑息を覗く 喜びへ向かうことには怯えつつ 最後までいいと寄り添う 重ねた手の先にある僕の余命と君の未来 奇跡を遠ざけたままの二重螺旋 僕らは「ごめんなさい」を繰り返しながら その手を離すことだけは拒んでいる