あれだけ暑さにうな垂れていた夏 枯れ葉がちらほら落ちる風は ぎとぎとした精神をからからと 何処かへ飛ばしてしまう ひと夏の想い出というほど 飛び跳ね喜んだこともなかったが 過ぎてしまった寂しさを感じるのは 今年の夏も幸せだったのだろう